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    「幕恋-沖田総司-」
    除夜の雪

    除夜の雪-1-

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    まえがき

    大晦日の屯所でお留守番中の小娘さんのところに、お客様が…
    タイトルは某落語よりいただきました。








    1.

     大晦日。
     と、云っても、屯所には年末年始の気分なんてなく、むしろこの夜は隊士のみんなは見廻りに狩りだされて大忙しだ。
     寒いなか、見廻りに出ていくみんなを見送って、私は調理場でお正月の準備をしていた。
     きっと震えながら帰ってくるみんなのために、たっぷり甘酒も用意して、わたしはここで火の番。

     それにしても随分と静かだなと思っていたら、外は雪が降り始めていた。
    「うわ……みんなが戻るころには積もりそうだな……」
    「ええ、この雪は積もりますね」
     独り言に返事が返ってきて、ちょっとびっくりする。
     誰か、帰ってきたのかな?
     ……ちがう、お客さんみたい。
     
     入り口に、優しそうな男の人が立っている。
     歳はよくわからないけど、土方さんと同じくらいかな?
    「総司は……、沖田君はいますか」
     総司くんの知り合いかな?
    「すみません、沖田さんは一番隊の見廻りに出たところなんです」
    「そうか、今日は屯所は忙しい日だものね。うっかりしていたよ。待たせてもらってもいいだろうか」
     にこにこといいながら、その人はすでに扉を閉めて入ってきていた。

     まぁ、悪い人じゃなさそうだし。待ってれば誰か交代で帰ってくるし。

    「あ、じゃぁお部屋にご案内します」
    「いや、ここで構わないよ。炊事場は暖かいし」

     なんだか、ここのことをよく知っている人みたい。
     新撰組の人みたいなんだけど、見たことない人だなぁ。
     そうか、近藤さんみたいにあちこち出かけてた人なのかも。
     それとも、元新撰組、の人なのかな?
     それじゃ、ご挨拶しなくちゃ。

    「えと……お帰りなさい……ですよね。初めまして、わたし、未夜っていいます。少し前から屯所でお世話になってます」
     ぴょこんと頭をさげて、失礼のないように挨拶したけど、その人はくすくす笑ってる。
    「あ、あの……何かおかしなことしちゃいましたか?」
    「ああ、ごめんごめん。本当に、総司の云ったとおりの娘さんだなと思って」
     総司くん、わたしの事、人になんて云ってるんだろう……

     えと、とにかくお茶を出さなくちゃ。
     お客様用の湯呑を出して、いつもよりいいお茶っ葉で丁寧に淹れる。
     大晦日だし、美味しいお茶を出さないとね。
    「ああ、美味しいお茶だね。可愛らしい娘さんに淹れてもらったと思うと、ますます美味しい」
    「えっと、可愛いって……その……ありがとうございます……」
     なんか、さっきからからかわれてる気がするなぁ……

    「あ、でも何もお茶受けがないですね。ごめんなさい」
    「おかまいなく。これを買ってきたから、焼いて食べましょう」
     彼が袂から出したのは、出汁じゃこみたいな干し魚だった。
    「炙ると美味いんですよ、立派なお茶受けになる」
    「あ、じゃぁ焼いてきますね」
     受け取ろうとすると、にっこり笑って遮られる。
    「このまま焼くと煙で匂いが立ちこめてしまうからね。そうだね、すこしばかりお椀に水を汲んでおいで」
     云われたとおりにお水を持ってくると、彼は適当に切った紙で魚を器用に包んでいた。
    「これを水に浸して……と、これでいい」

     火鉢の上に乗せてしばらくすると、ぬらした紙が黒っぽくなってくる。
    「わぁ、蒸し焼きになるんですね」
     干し魚とは思えないほど、ほこほこになった魚をひとついただいた。
    「美味しい~」
    「でしょう。昔は総司が干し魚が苦手でね。こうしてやるとやっと食べるようになってね」
     その人は、時々懐かしそうな目をしながら、総司くんのことを色々話してくれた。
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